2015/07/17

Giverny モネの睡蓮


水の庭






モネが絵とともに情熱を傾けた二つの庭
色彩豊かな花の庭 Le Clos Normand と睡蓮の咲く水の庭 Le Jardin d'Eau




自然豊かな地のためこの辺りは自然の小川かと思いきや
モネが池をつくるためにエプト川から引いた水路。を通って




竹藪の作り出す影が光溢れるクロ・ノルマンとの境界のよう




浮世絵で見た日本のイメージを取り入れたという水の庭
モネが晩年描き続けた睡蓮の咲く池のほとりには
柳やアイリス、ツツジなど日本的な植物も植えられています。




生涯で200点を超える睡蓮を描いたといわれるモネですが
徐々に睡蓮よりも池そのものさらにいうと水面へと関心を移していったのだそう




季節、天気、時間、光によって移ろいゆく水の反映を捉えようとし
その絵は徐々に抽象化していったといわれている




風のなかったこの日は鏡のような水面にうつる青空と白い雲が
なんともあっけらかんとしていてモネっぽい情緒に欠けるなと思う凡人




日本の太鼓橋のような橋も架けちゃいました
観光客に大人気すぎて橋が落ちないかヒヤヒヤ・・・
は別にしないけど絵的に邪魔です




橋の上には藤棚。満開ならさぞ幽玄な風景なのでしょうね










格別モネが好きというよりは
花咲き乱れる庭園がみてみたくてジヴェルニーまできたのだけれど
モネの庭への情熱と作品との関係の深さを知ると
よりモネの視点に近づきたいと思ってしまったりして・・・




もし叶うなら季節をかえ時間をかえて
モネが追い続けた水面の変化をこの目で見てみたいものです。




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