2015/09/25

Palais Garnier 天井桟敷の人々


オペラ座でバレエ






私が初めてバレエを生で観たのはやはりパリ・オペラ座
学生時代の初パリ旅行で友人が観たいというので当日券を買って
その時は確か「くるみ割り人形」で劇場はバスティーユだった。
正直バレエにほとんど興味はなかったけど
バレエダンサーの肉体&動きには純粋に驚いたしそれなりに楽しんで観た記憶




あれから約20年(!?)バレエとは全く無縁に過ごしてきたけど
昨年なんとなく健康&老化予防のためにとバレエを習うことにw
もちろん大人用のクラスだし1年続けても未だに入門クラスという有り様だけど
これがどうして楽しいんだわ。




コアなバレエファンでもないしろくに知識もないけど
せっかくパリにいくなら本場も本場ガルニエ宮でバレエ観とこうじゃないのと
飛行機の次にチケットを購入した次第。ちなみにオペラ座のHPから直購入




こちらはボックス席の入り口
座席案内係のかわい子ちゃんに席まで案内していただきます。
偶然なのかちょうど案内してくれた子が日本語ベラベラでびっくり!
もしかしたらハーフだったのか、ぬかりない観光客対策だったのか・・・?




舞台のある大ホールはこれまた目も眩まんばかりの豪華絢爛っぷり




座席数約2000、5階まである円形のホールは
下から仰ぎ見ると迫りくるような迫力




色んな意味でこれだけの富と権力、圧倒的美を集約させた建造物って
今後作られることはないんだろうな・・・とか思ったり




そして有名なシャガールの天井画
踊り子に音楽、エッフェル塔などパリのモニュメントが描かれた「夢の花束」
中心に下がるガルニエデザインの巨大シャンデリアは重さなんと7トン!




深紅のビロード張りの座席にこれまた気分が上がります。
が、4か月前に取れたのは残念ながら補助席・・・バスの補助席みたいなもんです
一番良いとされる地上階後方のバルコンエリアではあるので見え方は最高、お値段はちょい安
しかしラッキーなことにほぼ満席にもかかわらず、なぜか私の横5席ほどが幕が上がっても空席のまま
案内の人にも促されて堂々と座席チェンジ!ありがとうガルニエ様w




この日の演目は「Les enfants du Paradis」
1945年公開の仏映画「天井桟敷の人々」をパリ・オペラ座がバレエ化したもの
2008年初演、振付は当時現役エトワールだったジョゼ・マルティネス




19世紀のパリの街角が舞台の作品ゆえいわゆる古典バレエとは違うけど
幕間には大階段で劇中劇的演出があったり、
観客に混ざって道化師がウロウロしてたりとこの演目ならではの面白い工夫も




第2幕は劇中バレエのレッスン風景から始まり
私のようなザ・バレエ的なものが観たい人も楽しませてくれました。
それにしても舞台の傾斜がすごい・・・




ストーリーとはほとんど関係ないんだろうけど
次々とダンサーが登場し様々なバリエーションをみせてくれて
バレエ初心者の私には何気に一番うれし楽しかった場面だったw




カーテンコールは拍手喝采
最後にはナタリー・ポートマンの旦那でパリオペ芸術監督のバンジャマン・ミルピエ氏も登場




コテコテの古典&ロマンチックバレエが観たかったのが本音ではあるけど
このガルニエ宮の空間でバレエ鑑賞ってだけでも十分お腹いっぱいな体験でした。
若干浮足立ったふわふわした足取りで帰路につきましたよ





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