2015/10/16

Conciergerie 王妃の牢獄


囚人番号280号






シテ島の約3分の1を占めるパリ司法宮 Le palais de justice de Paris
現在は裁判所などの主要な司法機関がおかれているが
元々は王宮が起源で敷地内のサント・シャペルなどは当時の遺跡でもある。




Conciergerie コンシェルジュリー
同様に司法宮の一部であるかつての牢獄コンシェルジュリー
フランス革命好きならご存じ、マリー・アントワネットが最後の2ヵ月半を過ごした牢獄ですね。




サント・シャペルと抱合せチケットもあるくらいなのにこちらはガラガラ~
人気がないせいでただでさえガランとした空間がなお寒々しい
ちなみにこちらは衛兵の間だそうです。




牢獄内はかつての姿を地味に再現
牢獄の雰囲気というよりも人がいなすぎなせいでちょっと怖かったよw




当時の牢獄は有料だったそうで金額によって雑居房から独房まで
3つのカテゴリーに分かれていたそうな・・・
簡易ベッドの房は真ん中スーペリアクラスかな?




中庭には脱走防止の鋭い鉄柵が建物上部にずらり
フランス革命時は600人もの囚人がコンシェルジュリーに詰め込まれ
2600人がここから断頭台へと向かったとか。




その中の一人マリー・アントワネットの独房(を再現したもの)
思ったより広いしそこそこのベッドに家具、光の入る窓もあって
現代の感覚からするとそこまで極悪劣悪な環境には思えないが
あのヴェルサイユからと思うと凄まじい落差ではある




マネキンが妙にリアル・・・
興味がない人には全くおもしろくないでしょうが
ベルばら世代ならそれなりに感慨深いかと




革命裁判で判決が下ってその翌日には革命広場(現コンコルド広場)で
ギロチンにかけられた王妃。享年37才




宮廷生活は退屈そうですが一人の女の人生と考えると濃いよなぁ
ちなみに処刑されたのは1793年10月16日・・・偶然ですよw




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